「香る音楽会」調香ものがたり③
香る音楽会では、なんと3曲ブレンドいたします!
何回かに分けてブレンドについて少しご紹介していきます♪
「音楽」と「香り」
「聴覚」と「嗅覚」
実は意外と共通点が多いのです。
音のハーモニーがあるように、香りにもやはりハーモニーがあります。
今回は、音楽会で調香する
ハイドン:「木管五重奏のためのディベルティメント 第二楽章」
についてご紹介します。
「交響曲の父」と呼ばれるハイドンによるは古典派音楽の最も重要な作曲家。ディベルティメントを60曲以上も作曲し、モーツアルトやベートーベンにも影響を与えたと言われています。
ディベルティメントとは、18世紀後半に流行した貴族のための娯楽音楽で、食事やパーティーの時のBGM(バックグラウンドミュージック)みたいなもの。
この気軽で楽しい音楽は「変ロ長調」だからでしょうか。
管楽器がよく鳴り、最も得意とする調、だそうです。香る音楽会にはピッタリですね♪
この曲に香階をもとに想像を広げて香りを創ります。
■基調となる音と香り
レ → バニラアブソリュート
ファ → ベンゾイン(安息香)
基調となる音と和音に配置されているピエスの香階から香りをピックアップします。
香りの分量を調整し、さらにアクセントとなる香りやバランスをとる香りをプラスして全体のアコードを整えます。
バニラアブソリュートは、皆さんご存知のバニラの香り
実は、男性が好きな香りベスト3に入るそうです!お菓子のバニラよりはバニリンという成分が入っていて苦味があり大人のバニラのような香りです♪
気持ちがゆるみ、包まれているような感覚になるこの香り、ブレンドによってどう感じられるか楽しみですね!
ベンゾイン(安息香)は名前のごとく息を安らかにする香り
呼吸をスローダウンさせる香りで、肩の力が抜けます。なんと血圧が下がるとか。南国の木から採れる精油なので、明るい太陽のもとふわ〜っと幸せな気分になれますよ。
この2つの香りに共通する成分が「バニリン」という成分。羊水の成分と香りが似ているそうでお母さんのお腹の中にいるような守られている気分になってホッとできるそうです。
音楽とともに、原点に戻って甘えることができる香り、をベースにそれ以外に5〜10種類の精油のハーモニーを是非お楽しみに!
気になる方はぜひ音楽会にいらしてくださいね!
音楽会についてはこちらをご覧ください。