【今日のアロマ】ローレル(月桂樹)
オリンピック発祥の地、ギリシャで神聖な樹木とされてきたローレル(月桂樹)
古代ギリシャではこの葉を編んで「月桂冠」とし勝者に与えたとされる。
月桂冠は現在も「勝利」や「名誉」の象徴とされており、ノーベル賞受賞者のことを「Nobel Laureates (ノーベルのローレルを冠された者)」とよんだり
メダルや賞状の枠はローレルであると言われている。
では、なぜ褒め称える場面でローレルが使われてきたのか?
ギリシャ神話に登場する芸術や弓術の神アポロンが神木としたことから、月桂樹で作った冠(かんむり)を優秀な者に贈る風習が生まれたとか。
しかし、成分をみると1.8-シネオール、リナロール、αピネンなどを含む。
爽やかな葉だけでなく柑橘のような甘さも含む香り。
ローレルを香ると
・注意力低下抑制作用
・作業効率を高める可能性がある
そんな研究データを九州大学 農学研究院の清水先生が発表されていました。
自然素材の香りは古くから多くの化学物質を含み機能性も多岐に渡ります。
アロマ=癒し、リラックス
のイメージが強いですが、古代ギリシャでは香りのする葉を冠にして頭にのせることで注意力低下を抑制したり作業効率を高めていた、としたらデータで証明する前に私たち人間は感覚的にそのような香りを選んできたのかもしれません。
ローレル(月桂樹)の花言葉も「勝利」や「栄光」「栄誉」
この香りは勝利や、栄光を手にするために努力を重ねるそんな方に自分を褒め称える香りとして贈りたいなとそう思うのです。