「香り」と「音」の関係

「香り」と「音」には多くの共通点があります。

香りを創る調香台のことを調香師は「オルガン」と呼びます。

また、香りのノート(トップ、ミドル、ベース)と呼びますが、音楽でもノートというのは音符や楽譜を意味します。

このように「香り」と「音」の共通点について、イギリスの科学者であり調香師のセプティマス・ピエスは音階の上に46種類の天然香料を配置して「香階」という概念を作りました

「香りのオルガン」の誕生ですね!

このオルガン、例えば「ド」という鍵盤を押すと「ローズ」の香りが漂います。

面白いのが、音楽での和音、音で調和が取れていると香りでブレンドをしても調和が取れるということ。

ピエスは、共感覚の持ち主だったのでは?と言われていて「音を聴くと香りが浮かぶ」特殊な才能を持っていたと思われます。

嗅覚は、人間の本能に直結する感覚です。嗅覚が研ぎ澄まされると、それ以外の五感も研ぎ澄まされていくのかもしれません。

1850年代に発表されたピエスの「香階」、150年以上後世の今にも通づるものがあり「香り」と「音」で感動を与えることができる。決して流行りでなく、人間本来が持つ本能領域の感覚(嗅覚)に語りかけているからこそだと思うのです。

天然アロマ精油の香りと、木管五重奏の温かく素朴で時に華やかな音色を同時に楽しめる「嗅覚」と「聴覚」の五感を刺激する素敵な音楽会を2020年も開催いたします。

厳選した3曲についてブレンドいたします。これから1曲ずつ、ブレンドの詳細についてはお伝えしていきます。1曲目は「G線上のアリア」から。調香する私も今からどんな香りになるのか楽しみです♪

2020年のスタートにぜひ素敵なひと時をお楽しみください。

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