【今日のアロマ】ベチバー

インド原産で、現在はインドネシアやハイチが主産地。

イネ科の植物で、根が3mにもなることから、水害の多い地域の土壌を強化(土止め)として使われてきた。

この根がしっかり張る姿から

グラウンディング

地に足をつけてぐらつかないように安定させる、リラックス系の精油だと思っていたら・・・

一つ前のローレルと同様、ベチバーを香ると

・注意力低下抑制作用

・作業効率を高める可能性がある

そんな研究データを九州大学 農学研究院の清水先生が発表されていました。

そう、この植物を現地でどのように使われてきたか?

根を編み込んで敷物を作ったり、屋根や日除けの簾のようなものを作ったり・・・

日本の畳の香りと近いかもしれませんね。

虫除けになったりいい香りがしたり、を生活の中に取り入れてきたわけです。

ずっと、グラウンディング、リラックスと思ってきましたがどうやらそれだけではなさそう。

ベチバーの精油は150種以上の成分を含む複雑な香り。

「調香師が語る香料植物の図鑑」2013年発刊には

ベチバーの精油には生体の保護機能を高める、免疫強壮作用がある。

ストレスと不眠症があるときに推奨される。

精油にはパワフルな強壮刺激作用がある・・・

この香りが漂っていたら、元気にもなり、リラックスもできそうですね!

香りも良く、香水の多くにラストノート(ベースノート)として使用されてきました。

私も良く使う精油の一つです。