和の香り「ヒノキ(檜)」
森林浴が人気です。
山の中に行くと木の香りを感じます。
ほっとすると同時にすっきりとした気分にもなる、中でも「ヒノキ」は和のイメージには欠かせない香り。
奈良や京都などの仏像にはヒノキが使われたり、お寺や神社の建材としても使われていますよね。
「ヒノキ風呂」に使われるように耐水性もあります。
また香りには防臭効果やカビやダニの繁殖を予防する優れた効果もあります。
葉は、うろこ状で柔らかく先端は尖っておらず丸い形をしています。
この葉から採れた精油は「ひば」として扱われています。
ヒノキ精油は、樹木から採れるためウッディで落ち着く香りです。
また、抗菌性が強い精油としても知られています。
昔の人はそれを分かって建築物や仏像に使ったのでしょうね。
木材腐朽菌に対してだけでなく、病原菌にも強い抗菌性を発揮します。
院内感染の原因となるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対し抗菌性を発揮します。
これは、セスキテルペンのα-カジノール、ジテルペンフェノールのヒノキオールの成分です。
抗菌作用と共に鎮静作用のあるヒノキ精油は、室内芳香剤や石鹸・入浴剤などに使われてきたわけですね。