【今日のアロマ】ベチバー
イネ科の植物で、根が3mにもなることから、水害の多い地域の土壌を強化(土止め)として使われてきた。
この根がしっかり張る姿から
グラウンディング
地に足をつけてぐらつかないように安定させる、リラックス系の精油だと思っていたら・・・
一つ前のローレルと同様、ベチバーを香ると
・注意力低下抑制作用
・作業効率を高める可能性がある
そんな研究データを九州大学 農学研究院の清水先生が発表されていました。
そう、この植物を現地でどのように使われてきたか?
根を編み込んで敷物を作ったり、屋根や日除けの簾のようなものを作ったり・・・
日本の畳の香りと近いかもしれませんね。
虫除けになったりいい香りがしたり、を生活の中に取り入れてきたわけです。
ずっと、グラウンディング、リラックスと思ってきましたがどうやらそれだけではなさそう。
ベチバーの精油は150種以上の成分を含む複雑な香り。
「調香師が語る香料植物の図鑑」2013年発刊には
ベチバーの精油には生体の保護機能を高める、免疫強壮作用がある。
ストレスと不眠症があるときに推奨される。
精油にはパワフルな強壮刺激作用がある・・・
この香りが漂っていたら、元気にもなり、リラックスもできそうですね!
香りも良く、香水の多くにラストノート(ベースノート)として使用されてきました。
私も良く使う精油の一つです。