オレンジとマンダリンの香り

オレンジの精油はもしかするとラベンダーと同じぐらい有名な精油かもしれません。アロマテラピーを学ぶと一番最初に学ぶ、ぐらい馴染みがあります。

オレンジスイートは、消化器系の働きを高め、消化不良や便秘に良い、リラックスできる、主要成分はリモネンが95%程度で酸化が速い・・・というようなことを学んだ記憶があります。(アロマ関係の試験対策でもこんなことを覚えた、という方も多いかもしれません)

そんな私が驚いたのが「マンダリンレッド」を初めて嗅いだ時。これはオレンジ?この深く落ち着く感じ、温かく包まれる感覚は何だろうと。レッスンにお越しいただく生徒さまにマンダリンレッドのムエットをお渡しすると、皆さま笑顔でず〜っと香っていらっしゃることが多い精油。

学名はCitrus reticulata。皮をて手で簡単に剥くことができるほど皮が薄く、皮に香りを持ちます。マンダリンにはグリーン、イエロー、レッドと熟度によって分けて精油も販売されています。同じ植物でも熟しているかいないかで香りが全く違う!!レッスンではその香りの違いも体感いただきます。

なぜ皮に香りを持つのか?

その理由を考えると消化器系に働きかける理由も分かり面白いですよ♪

オレンジより濃厚に感じるのは、成分にも究極の鎮静成分と呼ばれる「メチルアンソラニル酢酸メチル」が唯一含まれているからかもしれません。約0.3%ほどしか含まれない成分の違いを嗅ぎ分けることができる嗅覚は本当にすごいなと思うと同時に、本能に働きかけているな〜と感じます。

このマンダリンについて学べるレッスンは調香体験レッスンにて香りをお試しいただけ、香水にしていただくこともできますよ♪